2011年2月13日日曜日

信金中金、資本注入へ新基金 健全信金に拡大 ゆうちょ銀に対抗

 信用金庫の中央金融機関である信金中央金庫(信金中金)が、健全な信金を対象とした資本注入制度を創設することが26日、分かった。現在は健全性の目安である自己資本比率が6%未満に低下した経営不振信金を対象にしており、新たに基金を設け、6%以上の信金にも対象を広げる。自己資本比率を高めることで、地域の中小?零細企業などへの融資余力を拡大 cabal rmt
するのが狙い。平成23年初めの導入を目指す。

 政府が進めている郵政改革では、ゆうちょ銀行の預入限度額の引き上げに伴い、融資などの業務拡大が予想されており、郵政の「民業圧迫」に対抗する狙いもあるとみられる。

 基金の原資は、全国に約270ある信金から募るほか、生命、損害保険会社などの民間金融機関にも出資を呼びかける。 信長の野望 rmt
基金の規模は、支援への需要を見極めながら決定する。

 現行の支援制度は、自己資本比率が6%未満に低下した財務状態が厳しい信金を健全化する目的で行われている。22年3月期には、有価証券投資の損失で経営が悪化した滝野川信用金庫(東京)など5信金に対して総額400億円程度の支援を決定した。

 新たな支援制度は、これとは別に
設ける。貸し出しなどの資産に占める自己資本の割合である自己資本比率をあらかじめ高めておけば、取引先の資金需要に応じて、自己資本比率低下の制約を受けずに、貸し出しを増やすことができる。

 また主な融資先である地域の中小?零細企業は、長引く不況とデフレで経営が悪化しており、今後、不良債権が増え、貸し渋りにつながるのを防ぐ効果も期
待できる。

 さらに政府が先に発表した郵政改革で、ゆうちょ銀の預入限度額を現行の1千万円から2千万円に引き上げられると、信金からの預金流出が懸念されている。また、ゆうちょ銀は今後、収益強化に向け中小企業融資や住宅ローンなどを拡充する計画。このため、「資本支援制度を活用した資本増強は、郵貯に対抗する有力な手段」(信金関係者)
と期待されている。

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引用元:ロハン(新生R.O.H.A.N) 専門サイト

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